納得して治療法を選べる未来に。
INTERVIEW

2012年 新卒入社 武田 吉正YOSHIMASA TAKEDA 治療ノート / プロジェクトリーダー

新しい事業をつくりたい、という想いをかなえるためリブセンスへ入社。社内の新規事業立案コンテストで自身の経験を基に課題を見出した事業、『治療ノート』を提案し、2015年より事業の中心を務める。

苦い経験が、事業のヒントに。 

正しい治療法を納得して選択することの大切さ、そして治療法に関わる口コミや患者さんの声の捉え方に課題を感じ、この事業を立ち上げました。私自身、幼い頃にアトピー性皮膚炎を患っていたことも原体験となっています。病院ではステロイド剤をもらっていましたが、当時は批判的なニュースや噂も多く、私も私の母も迷っていました。しかしステロイド剤の使用を止めたところ、炎症は悪化。治療法にますます迷っていたところに、知り合いに「柿の葉をはるといい」という話を聞いて藁をもつかむ思いで試したものの、症状はさらに悪くなりました。結局は、再度病院で処方してもらったステロイド剤で治療をすることに。その経験から私は、病気を治したい想いばかりに捕らわれているときには、誰かのひとつの体験談が自分にとっても効果的であると信じ込んでしまうことがあるのだと気づきました。治療法をしっかりと納得、理解してから選択する事の大切さを痛感したのです。

正しい情報と経験は、病気とつきあう支えにも、勇気にもなる。

『治療ノート』は、医学的に正しい疾患や治療法の知識を得るとともに、実際に治療・闘病をした患者さんの体験談を閲覧できるサービスです。体験談をデータとして蓄積していくことで、一般的に数多く選択されている治療法や、どんな症状の人が治療によりどう状況が変わっていったかを知ることができます。患者さんの声を集め比較してみると、誰かの主観で効果があるように思えた治療法だけが目立つこともない。正しい治療法を選択した方が圧倒的に救われていることがわかります。

誰かの救いのストーリーが、また別の誰かをも救う。

患者さんによる体験談の投稿は、データとして蓄積していく目的の他に、患者さん同士のつながりを生む目的もあります。たんに病気に対する愚痴を言ったり、慰め合ったりするためではない。自分と同じ状況の人がどう救われたかのストーリーを知ることで、不安が払拭されたり勇気づけられたりと、治療に対して強い気持ちをもって向き合えるようになるのではないかと考えています。同じ病気をかかえる患者さん同士が、仲間の後悔に学び、仲間の成功を参考にすることができれば、健全に支え合うことができるのではないでしょうか。治療の手段を選ぶのに役立つサービスでありながら、患者さんの気持ちのケアにも役立つ存在となれるかもしれません。

少しでも患者さんに貢献するために。

今後の治療ノートは、集まった患者さんの声を患者さんのニーズとしてビジネスに活用させていくことも考えるでしょう。医療に携わる他の企業や医師、製薬会社と協力し、正しい医療を広めていくのかを考えていけると思います。でも、患者さんを間違った選択肢に誘導してしまうようなことは絶対にしたくない。私たちが目指すのは、病気をかかえる方が適切な選択肢を認識し、病気を治すことのできる世の中です。

治療ノート

病気や治療法の基礎情報、患者の方々の体験談から、治療法の特徴や違いを知り、治療法を選ぶための医療情報サイトです。